個人情報、プライバシーを守るために


自分が性暴力被害者であることや、自分が被害者のサポーターであることを
家族や友人、恋人に知られたくない…という人はたくさんいらっしゃると思います。
また、サバイバーとしてハンドルネームで仲間とやり取りをしていても
実際の本名や私生活を知られたくないという場合もあるでしょう。
最も避けねばならないことは、あかの他人や不特定多数の人間に性被害を知られることです。
悪質な嫌がらせや中傷、脅迫を受けることがあるからです。
被害者やサポーターにとってプライバシーの保護は非常に重要なことです。

!!重要!!
グループの活動において、個人のプライバシーの保護は
メンバーそれぞれの責任の下に行ってください。
流出したら困るような、個人を特定できる情報を流さないでください。


「野の花」は、メーリングリストや掲示板は外部の無料サービスを利用しています。
インターネットにおいて情報を完全にガードすることは不可能です。
また、メンバーがパソコンや携帯を紛失したり盗まれたりする可能性もあります。
ですから、グループの責任において情報を守ることが非常に困難です。
個人を特定されるような、漏洩すると困る情報は
基本的にグループに流さないというルールを守ってください。
グループも、そうした大切な情報の受付は拒否しています。
個人情報の扱いは、本人の責任のもとで行ってください。


下記に、プライバシーを守るためにお役に立ちそうな情報を集めましたので
ぜひ参考にしていただければと思います。
(WindowsXPのパソコンを標準的な環境で使用している場合を
基本とした解説ですが、Macでもほぼ同じです)


プライバシー保護の基本

基本的には
必ず自宅のパソコン、もしくは自分の携帯を利用してサイト閲覧やメール利用をしてください。


会社のパソコンや公共の場所(学校や図書館、ネットカフェ)のパソコンは
システム管理者がサイト閲覧のログやメール送受信の記録を見ることができます。
特に会社では、私用メールのチェックが行われている場合が多く、しかもこれは違法行為ではなく
従業員の管理の一環とみなされています。
会社のメールアカウントを使ってやりとりをすることは避けましょう。

図書館や学校など公共の場所やネットカフェで誰もが利用できるパソコンには
スパイウェア(どんなサイトを閲覧したかなど、個人情報を勝手にどこかに送信する)や
キーロガー(キーボードで何を打ったか記録する)、ウイルスなどが入っている確立が
非常に高く、とても危険です。
また、会社のパソコンには、従業員のネット利用を監視するための
監視ソフトが導入されている場合が多くあります。
会社のパソコンで見ている情報や、送受信したメールは
上司やネットワーク管理社員に筒抜けだと考えてください。

自宅のパソコンを家族などと共有している場合には
自分のアカウントや、メールソフトなどにパスワードを設定して
誰でも見ることができる状態を避けてください。
家族が覗き見をする可能性がある場合には、自分のパソコンを個別に用意することをおすすめします。
また、使うパソコンには必ず
セキュリティソフトをインストールし、作動させてください。
セキュリティソフトはパソコンソフトを扱う電器店などで購入できます。

☆代表的なセキュリティソフト
 マカフィー インターネットセキュリティスイート
 ノートン インターネットセキュリティ

また、
Winnyなどのファイル共有ソフト絶対に使用しないでください。
個人情報がネット上に流出する危険が非常に高く、
実際にそれで深刻なプライバシー侵害にあっている被害者が多く存在します。


インターネット

1)インターネットの閲覧履歴を消す

Internet Explorer(インターネット・エクスプローラ/IE)というソフトでネットを閲覧している場合は、
IEのウィンドウ上部の「ツール」をクリックし、
そこから一番下の「インターネットオプション」をクリックします。
すると「全般」というタブの小画面の下のほうに
「履歴のクリア」というボタンがあるので、それを押してください。

「履歴のクリア」のほかにも、同じ画面でインターネット一時ファイルや
Cookieを削除することができます。


2)オートコンプリート機能をOFFにする
一度見たURLや、何かにログインしたさいのIDやパスワードが記録され
使用するたびにそれが勝手に出てきてしまう機能があります。
これをオフにするには、上記(1)と同じく、IEのウィンドウ上部の「ツール」をクリックし、
そこから一番下の「インターネットオプション」をクリックします。
「コンテンツ」というタブの小画面の下のほうに「オートコンプリート」というボタンがあるので
それを押してください。
オートコンプリート機能のチェックをはずすとOFFとなります。
ここからオートコンプリートの履歴を消すこともできます。


メール

1)フリーのメールアドレスを取得する
普段利用しているメールアドレス
(プロバイダに発行してもらったものや会社、学校のアドレス)は、
個人を特定する情報に結びつく可能性も高いと思われます。
特に会社や学校のメールアドレスからは、簡単に勤務先や学校名がわかってしまいます。
匿名でメールのやりとりをしたい場合には、
フリー(無料)のウェブメールなどを活用することをおすすめします。
フリーメールのアドレスは、Yahoo!やMSNなどで、個人情報を伏せた上で
簡単に入手することができます。

Yahoo!メール
http://mail.yahoo.co.jp/

MSN・hotmail
http://login.passport.net/uilogin.srf?lc=1041&id=2

gooメール
http://mail.goo.ne.jp/goomail/index.ghtml

infoseek楽天メール
http://email.www.infoseek.co.jp/login_form.php


2)メールの氏名を確認
メールを送信すると、送信元メールアドレスと一緒に送信者の名前が表示されます。
ハンドルネームでやりとりをしていても、メールアドレスと一緒に本名を登録していては
それが相手に筒抜けになってしまいます。
一度自分で自分にメールを送ってみて、本名が表示されていないか確認してみてください。
メールソフトには送信元の氏名を変更したり、空白にできるような設定機能がついているはずです。
本名を知られたくない場合には、名前の欄をハンドルネームに変更してください。

Outlookをお使いの場合
Outlook Express 6.0(Windows版) メール送信者名 変更方法

3)不審なメールを開かない、クリックしない
アダルトサイト情報やお金儲け情報の広告などの怪しげなスパムメールは読まないで
すぐに削除するのがいちばんです。
どこかにリンクがはってあっても、絶対にそれをクリックしないでください。
また「配信中止はこちらまで」と書いてあっても、それはこちらの情報を収集するための罠ですので
絶対に返信などは行わないで無視してください。

4)ネット上にメールアドレスを書かない
メールアドレスから、所属している会社や学校、利用プロバイダなどが
判明してしまうことがあります。
最悪の場合、メールアドレスだけで個人の特定が可能です。
自分のメールアドレスをむやみにネット上の掲示板やチャットなどで明かさないでください。

パソコン、携帯の処分

パソコンや携帯電話は、メールなどの個人情報を削除したり
見られたくないファイルをゴミ箱に入れたりしても、
特殊なソフトを利用して削除されたはずのデータを復活させることができます。

特に女性が使っていた中古のパソコンや携帯電話は、一部で高価格で取引されています。
そうした記録媒体から写真や個人情報を抜き出されて悪用される恐れがあるのです。
外部に漏れては困るような情報が一度でも入ったパソコンやハードディスク、携帯電話などは
決して他人に転売したり譲ったりしないでください。
処分するさいには、データを「完全に」破壊し削除するソフトを利用してください。
データ消去用のソフトはセキュリティソフトなどとともに電器店、パソコン専門店で扱っています。