Fun!Car!Go!
野の花で大活躍の『ファンカーゴ』。日本財団の助成で頂いたものですが、もう生産されていません。コンパクトカーでありながら、車椅子が乗り込む間口が大きく取られていて、使い勝手の良い車両だったのに残念(T▽T)。現在、『ラクティス』が事実上の後継車種のようですが、福祉車両としてのコンセプトは「車椅子の子供さん(もしくは小型車椅子の高齢者)が運転者から見える位置に車椅子のまま座れる」というもので、難しい位置に固定するからか、高さで4センチ・奥行で20センチ車椅子がコンパクトであることを求められます。ファンカーゴの福祉車両の部分はシエンタが受け継いだようです(Meg@webのスタッフ談)。
これからの福祉車両開発に少しでも意見が盛り込んでもらえればと、レポをしたいと思います。
☆GOOD☆
・コンパクトで取り回しやすい。
・車高が電動で上げ下げができるので、タイヤ止めでぶつかる心配がない。
・車椅子は少し大きめのものも乗車できる。車椅子標準の場合、乗車時は足元、高さはゆとりがある。
・車椅子を乗車させるため、昇降装置がある。
・坂の勾配が少なくなり、乗車も楽々。
★BAD★
・車高が下がる分、車内の床に勾配ができてしまう。
・電動車椅子の小柄な方の場合でも高さがぎりぎり。大きい車椅子は乗らない(高さ・長さ)
・車椅子の固定を手動でするタイプなので、固定の強度に個人差が出ると思う。経験で固定具合は確認しているが、電動固定の方が安心感がある。
・車椅子乗降時、スロープを出す工程と車高の上げ下げの工程で一つ多いため、時間がかかる。