研修報告です
講師は臨床心理士で日本ケアカウンセリング協会代表理事の品川博二先生です。
ケアリングとはケア・カウンセリングのこと。その定義は
「他者の〔痛み〕を察知し、それに呼応する自己の〔哀しみ〕を覚知し、他者の痛みを〔助ける〕ように働きかけることで、自己回復や自己成長を試みること」(資料より抜粋)
だそうです。
んん~、難しい
一同シーン……
で、わかりやすく
「ケアすることで、他者だけが元気になるということでなく、自分も元気になり癒されるのが本当のケアというものです」
と説明していただけました。
そして、それがストレスになる場合(ケアのみでなく、人間関係全般でも同じ)自分の中でなにが起きているのかを知る事はとても大切で、自分の考えと違う考えを聞いたときどうするかをみんなで考えました。
自分に都合の悪い考えや、違いを聞いたり、それを認めることは辛い作業ではあるけれど、それを乗り越えようとする時に人は成長する。
なので、自分とは違う意見を言ってくれる他者があってこそ学びがある。
客観的にみれば当たり前の事ですが、自分に起きたとき簡単にできるのか?
できるようになる為には練習が必要。
ケアとは一人で行うものではないし、分かち合うもの。分かち合うことでストレスもあれば学びもある、ということでした。
その後は、対人ストレスの種類(かちん、むかっ、ぐさっ)による心の対処法など、具体的にお話を聞くことができました。
難しい話をかみくだきながら、精神科医としての経験を織り交ぜてお話しくださり、とても楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。
印象的だったのは、「他者を受け入れて認める事が大切」ということを強調するためか、話の端々で「はいっ、隣の人の顔を見てお話してみてください」と……
隣はケアマネージャーの○田さん。じっと見つめ合って…
あ、化粧直して来れば良かった